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HRテクノロジーSBU

ジェンダー格差解消を目指す
従業員グループ:Woman at Indeed

企業文化・プロダクト両面でジェンダー平等を目指す

Indeed社内には、従業員が自主的に運営するインクルージョンリソースグループ*1(以下IRG)が数多くあり、職場の差別や偏見をなくすために積極的に活動しています。2014年に活動を開始し、2016年に正式にIRGとなったWomen at Indeedには、10ヵ国20都市から1,700名以上の従業員が参加し、ジェンダー格差解消に向けたアドボカシー(擁護・支援)活動を推進し、プロダクト開発や経営にまで影響力を発揮しています。今回はその活動について、2020年4月からエグゼクティブスポンサーを務めるカービー・グレンダのコメントを交えてご紹介します。

*1.一般に「従業員リソースグループ」と呼ばれる、特定の属性(性別、性的指向、国籍、人種、ライフスタイルなど)や経験を共有する従業員が社内で自主的に運営する組織。ボトムアップ型のダイバーシティ推進策で、米国では1970年代から広まり、現在ではフォーチュン500企業の90%以上で取り入れられている。

Women at Indeedはまるで事業組織

2020年初めにクライアントサクセス担当のバイスプレジデントとしてIndeedに入社したグレンダ。ダイバーシティ&インクルージョンに関する知識や経験を買われ、すぐにWomen at Indeedのエグゼクティブスポンサーへの就任を打診されましたが、当初はその徹底したアドボカシー活動と目標を知って驚いたと言います。

微笑んでいる女性、Indeedのクライアントサクセス担当バイスプレジデント グレンダ・カービー

カービー・グレンダ

Indeedクライアントサクセス担当バイスプレジデント
Women at Indeedエグゼクティブスポンサー

「Women at Indeedはまるで小さな事業のようなんです。私が過去に見てきた、朝にコーヒーを飲みながらネットワーキングに勤しむようなIRGとはまったく違います。目指すのは、女性が未だに職場で直面している壁について理解を促し、企業としての説明責任の対象とし、最終的には企業文化とプロダクトの両面でIndeedをジェンダー平等のモデル企業にすること。事業上のインパクトの目標を設定し、各活動の成果やROIもレビューしています。プロダクトの多様性確保を目指すプロダクト諮問委員会の効果測定を例にとると、どれだけ多様な人材に応募してもらえたか、いくつの組織長ポストにマイノリティ人材を登用できたかなどまで見ているのです。」とグレンダ。

Woman at Indeedの行うアドボカシー活動には、ニュースレターの発行、女性従業員向けの研修やワークショップの実施、エグゼクティブ層向けのメンターセッションやダイアログイベントの開催などもあります。「各活動のリーダー達にとっては、Women at Indeedが将来的に管理職に上がるためのステップにもなるといいなと思っています」とグレンダは言います。

実際にエグゼクティブスポンサーに就いたグレンダは、業務上参加するすべてのエグゼクティブレベルの会議でWomen at Indeedを代表する役割を担っています。「誰もが意見を持っています。肝心なのは、しっかりその意見に耳を傾けてもらい、経営上の意思決定プロセスに反映してもらえるようにすることです。」

プロダクト開発にも影響力を発揮

座ってくつろいでいる「Women at Indeed」の5人のメンバー

Woman at Indeedには、Indeedのサイト上に掲載される求人票に女性蔑視につながる内容や偏見に基づく記載がないかをチェックし、できる限りインクルーシブなものに改善する活動を行っているチームもあります。また最近では、オンライン採用イベントというプロダクトに開発段階から関与し、女性の応募促進に貢献した例もあります。

「開発チームから相談を受けた当初は、女性以外に対して排他的なプロダクトになってしまわないかと心配しました。企業クライアントが多様な候補者と面接できるようにすることも大切ですが、何より重要なのは、性別に関わらず、募集しているポジションに最適な人材が求人を見つけて応募してくれるようにすることです。そこで、求人に関心を示した求職者に対して、履歴書や面接に関するコーチングを提供すること、有識者のパネルディスカッションなどを開催することも提案しました。こうして最終的には、すべての候補者に開かれたプロダクトにすることができ、さらにこの取り組みがなければ応募しなかったであろう人たちの応募も促すことができました。私たちの意見を取り入れてくれた開発チームに本当に感謝しています。」とグレンダは振り返ります。

コロナ禍で再び拡大したジェンダー格差を埋めたい

コロナ禍では、残念ながら女性がより大きな影響を受けています。ここ一年、従業員の女性比率の高い小売・観光・介護・幼児教育などといった業種における失業者が非常に多くなっているのです*2。今グレンダにとって最も気がかりなことの一つは、この女性の雇用へのしわ寄せが、せっかくここ数十年で徐々に狭めてきたジェンダー格差に及ぼす悪影響です。

「コロナ禍で、状況は数十年前に逆戻りしてしまっています。女性が安心して自分のやりたいことがある職場に勤め続けられる世の中にできるよう、一生懸命取り組んでいきたいと思います。」

今回のような危機下では特に、リーダーシップは昔ながらの男性中心のスタイルになりがちで、そこから脱却するにはやるべきことが山ほどあるとグレンダは考えています。

「今必要なのは、思いやりのあるリーダーシップです。誰も経験したことのないような危機ですから、これまでのスタイルが通用しない可能性や、最適ではない可能性もあります。女性に限らず多くの人が、育児をしながら在宅勤務をしています。一人きりで在宅勤務をしていて、メンタルヘルスを保つことが難しい人もいます。解雇される不安を感じて育児休暇の取得を躊躇している妊娠中の女性もいます。最後のケースでは、育児休暇中の女性のポジションを他の従業員の成長機会として短期的に活用しながら戻れる場所を確保しておくなど、イノベーティブな解決策を見つけられると思っています。」

「Women at Indeed」のチームメンバーである女性2人が手でハートを表現している様子

今後についてグレンダは、「もっと女性に光が当たり、意見が取り入れられ、活躍推進につながるような、より公平な採用プロセスの構築に今まで以上に力を入れなくては、という思いを新たにしています。Indeed社内での取り組みの学びも活かして、We help "All" people get jobs.というIndeedのミッションに貢献していきたいと思っています。」と語りました。

*2.ケンブリッジ大学が2020年3月から4月にかけて行った失業調査(英語のみ)によると、コロナ禍の影響で失業した女性は、英国では17%(男性13%)、さらに米国では21%(男性14%)と、いずれも女性がより大きな影響を受けている。

Here to Help(インタビュー動画、英語のみ)
https://www.indeed.com/hire/c/info/here-to-help-ep20
Inside Indeed(2020年国際女性デー記事・動画、英語のみ)
https://inside.indeed.jobs/empowering-women-at-indeed/
Indeed公式(インクルージョン、英語のみ)
https://www.indeed.com/inclusion

カービー・グレンダ

Indeedクライアントサクセス担当バイスプレジデント
Women at Indeedエグゼクティブスポンサー

大学でエンジニアリングを学び、エンジニアとしてキャリアをスタート。のちに技術的バックグラウンドを活かしつつ、LinkedInを含む複数のIT企業でクライアントサクセス組織立ち上げに携わる。2020年3月にIndeed入社。アイルランド・ダブリンを拠点に、ヨーロッパ・中東・アフリカ・東南アジア・インド・オーストラリア・ニュージーランドのクライアントサクセス責任者を務める傍ら、2020年4月からはWomen at Indeedのエグゼクティブスポンサーとしても活躍